本物に出会う~日本文化編~
今年後半はいろいろと本物に出会うことが多かった年でした。
12月2日に日記に書いたサントリーのイベントで舞いを披露してくださった京都の芸妓さんや舞妓さん。
そしておととい12月27日は京都の染物屋さん小糸染芸さんの創業140周年記念の狂言会が国立能楽堂で開かれ、ご招待をいただき行って来ました。
狂言は初体験、想像していたよりもずっと気楽に楽しく観ることができました。
この狂言会の出し物は二つありはじめに「萩大名」の大名役を小糸染芸の社長小糸敏夫氏と太郎冠者を次男の小糸次郎氏が演じ、庭の亭主は茂山社中の茂山千五郎氏。
茂山千五郎氏は12月19日に今年の芸術祭賞大賞の受賞がきまったばかりとのこと。
その第一声を聞いて、そのすごさに圧倒されました。
次に茂山家の皆さんで「素袍落(すおうおとし)」
この素袍落(すおうおとし)で茂山千五郎氏はお酒を振舞われて酔いがまわった太郎冠者を演じたのですが、もう本当にお酒の匂いがぷんぷんしてきそうな演技でまたまた本物のすごさに圧倒されました。
ところで、今回はご招待いただける条件の一つが着物姿で参加できること。で、400名の観客はほとんどが着物姿。それは壮観でした。
着物を作るだけでなく、こうやって着物を着る機会をもつイベントなども仕掛けて何とか着物文化を守って行きたいという思いを感じます。
最後のご挨拶で小糸染芸の長男・太郎氏が最近は後継者がなく、泣く泣く家業をたたむ老舗が多い中で、なんとか頑張って「染屋として本物を守って行きたい」と熱く語っていたのが心に残りました。
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