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言葉の力

今朝の朝日新聞に次期学習指導要領が改定され、「言葉の力」を核にしてゆくと書いてありました。言葉にこだわって仕事をしている私としてはとても嬉しいニュースです。

記事には「言葉は確かな学力を形成するための基盤。他者を理解し、自分を表現し、社会と対話するための手段で、知的活動や感情、情緒の基盤となる」と解説がありました。

映画「ALLWAYS 三丁目の夕日」にでてくるような私が育った昭和30年代は、子供の頃の遊びと言えば、近所の空き地で「カンけり、かくれんぼ、鬼ごっこ」や放課後の校庭で「ドッチボール」でした。どれも一人ではできないので、かならず仲間とのコミュニケーションが必要なものばかりでした。

でも今は、テレビやゲームでいくらでも一人で遊ぶことができます。人との接し方を学ぶ大切な時期に、人と交わり、人から学ぶことが極端に減ってきているのが心配です。我が家の子供達は小さな頃から保育園に通っていたので、多くの友達の中でもまれて、逞しく育ちました。それでも私が子供の頃とは遊び方がまったく違うので、なんだか気持ち悪いなぁ~と思ったことがありましたのでご紹介します。

子供達が小学生の頃、働くおっかさんとしては、平日は子供の友達を家によんであげることができないので、その代わりに土日は、「朝から何人友達をよんできてもいいわよ!」と伝えてありました。やっぱりどんな友達と遊んでいるのか見ておきたいという気持ちもあります。

そんな訳で、お休みの日に子供の友達がよく遊びにきてくれました。多いときは朝から7-8人の男の子が部屋にあふれています。でもみんながそれぞれ携帯ゲーム機を持参していて、黙々とゲームをしています。

時々ひと言、ふた言、言葉を交わしながら攻略法などを教えあってはいるのですが、それ以外は黙~って、ちょっと背中をまるめて一人の世界に熱中しています。この光景はかなり異常です。

外は気持ちのよいお天気なのに、誰一人として「外に出て遊ぼうよ!」とは言わないのです。しびれを切らして家事が一段落した時点で、私の方から「河原に遊びに行こうっ!」と誘ってボールやバットを持って自転車出かけました。

するとみんなとっても活き活きと、よい顔をしてボール遊びや鬼ごっこ、川遊びに熱中します。そんな子供達の姿をみるのが好きで、結局いつも「埃じゃぁ死なない!」などとテキトーな理由をつけて家事もそこそこに遊びに行くことが増えました。

次男からは「君んちのお母さんは遊んでくれるからいいよねって言われたよ。」という嬉しい副産物もありました。

今回の学習指導要領の改訂では「言葉の力」に注目するだけでなく、その言葉をつかってどんな風に人と接するのか、人tと言葉を交わすのは楽しい、と感じる子供達が少しでも増えるような環境づくりにまで踏み込んでもらえたら、と願っています。

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